いつか遺書になる

大事な気持ちだけカプセルに閉じこめて取っておきたい

きょうだい

 

きょうだいと考え方の道程が似すぎてて、ああ本当にきょうだいなんだ…と否応なしに思わされる場面が度々ある。

 

雑談の中で、感覚がぴたっと一致する瞬間がものすごくある。最後まで言葉にしなくても「ああ今こういうこと考えてるんだろうな、これを言いたいんだろうな」とわかるタイミングがある。

「家族だから」わかりあえるとはあんまり思わない(というか親とは全然わかりあえてないし笑)けど、概ね同じものを与えられて育った人間同士は少なからず似た感性が育つし、それ即ちきょうだいとは必然的にわかりあえる確率が高くなるんじゃないかなぁ。

 

朝井リョウ『正欲』で、同じ"ことば"を使う2人がつながる展開があるんだけど、まさにそんな感じ。きょうだいだけは同じことばの中を生きている気がしている。

別にそれ以外は似てないし、あっちは私より全然優秀でちゃんと社会になじんでいるけど。

 

年齢が違ってもこんなに似るのだから、双子とか本当にお互いを生き写しみたく感じるんじゃなかろうか。それをわかりあえると前向きに捉えられればいいけど、覗き込みあってるみたいな気持ちになるのかなー。