いつか遺書になる

大事な気持ちだけカプセルに閉じこめて取っておきたい

物語

 

死にたい/消えたい/つらい気持ちを埋めるように本を読む。アニメを観る。物語を取り込む。私以外の何かになる。

 

長谷敏司『あなたのための物語』で創造性試験体こと≪wanna be≫が物語の意義を

「読み手から一瞬でも言語を奪うこと」

だとしていたけど、本当にそれを求めて私は物語を摂取しているのだとこれを読んだ時に初めて気づき、たいへん印象に残っている。

 

でもとうぜん物語のキャラクターは私じゃないから本質的には満たされておらず、満たされていないことを自覚したくないから隙間なく何かしらの物語を詰め込んでいる。つくりものに気持ちを浸して沈めている。

 

早く終わりが来て楽になりたい。