いつか遺書になる

大事な気持ちだけカプセルに閉じこめて取っておきたい

郷愁

 

私が小さい頃は父の実家に車で帰っていたのだけど

朝早くに家を出て、ちょうど朝ごはんを食べるのがいつも足柄SAだった。

 

大抵フードコートかコンビニのおにぎりで、特別高級なものを食べたわけでもなかったけど、旅行が始まるわくわく感と、いつもと違う朝ごはんと、日が昇るか昇らないかのぼやけた薄紫の空が本当に好きだったなあと思う。

 

もう父の実家は誰も住んでいないし、家族で出かける機会もないんだろうなと思ったらなんか切なくなった。

 

おばあちゃんちの近くのジャスコも、サラダバーが豪華すぎる行きつけのパスタ屋さんも、駐車場がだだっ広いあのスーパーも、もう目にすることすらないのかもな〜

かなし〜

頑張ってペーパー卒業して車で行ければいいんだけど、自分が車を制御しきれずに人を轢く未来しか見えないのでたぶん永久に無理。