いつか遺書になる

大事な気持ちだけカプセルに閉じこめて取っておきたい

モラハラアラサー←語感がいい

 

実家暮らしの弟が、家にお金を入れるのをやめてると聞いてなんか…そうなのかぁとやるせなくなってしまった。

 

実家の経済状況は、教えてくれないので今も昔も詳しくは知らないけど、そんなに裕福ではない。

子どもの頃から「うちはお金がないからね〜」って言われててそれを刷り込まれてたから、お金がかかることはしないように、する時はできるだけ自分のお金でするようにしてきた。

高校はなんとしても県立に行こうとか、部活にかかるお金もバイト代でまかなったり、塾代も気にしてできるだけ安いところを探したり。

 

もちろん、学費とかも自分で出してる人がいる中で、親は充分なことをしてくれたと思う。大学だって出してもらったしね。

ただ、学生の間は「通わせてもらってる」という感覚がずっとあって、いつも家の経済状況が気になってたし、親が「お金ないから〜」と言う度に、贅沢に学生させてもらってることを申し訳なく思ってた。だから大学ももちろんバイト三昧だったし、就職してから一人暮らし始めるまではきっちり家にお金を入れるようにしてた。全然足りないけどせめてものお返しという気持ちだった。

 

一方弟の方はまったくそんなことを気にしていないようで、そこそこお金のかかる習い事をずっと続けていたし、忙しくてバイトもしてなかったからそれにかかるお金は家から出していた。で、働き始めた今も家にお金は入れていないと言う。

 

たぶん、それ自体に怒ったわけじゃない。

(まぁ正直、弟ばっかり!という気持ちもなくはないよ。なくはないどころかめちゃくちゃある。だけどそれは長子のひがみだと親に言われてから、弟に対してずるいと言うことにめちゃくちゃ抵抗があって、ちゃんと書きたくないから、言い訳みたいにカッコで閉じておく)

 

そうではなく、親があっけらかんとそれを許したことに傷ついたんだと思う。

家の経済事情は私が必要以上に気にしてただけのことで、実際のところそこまで困窮しているということはなかったんだろう。だからもし、私が弟と同等の習い事をしたいといえば、させてくれてたのだろうと思う。

でもだからこそ、急激に虚しくなってしまった。私が今まで「お金がない」という親の言葉に縛られてしてきた行為はまるで意味がなかったんだということが明らかになってしまったから。

親は弟がお金を入れないことを気にしてない。そしてそれと同じ鷹揚さで、私がお金を入れていたことも特に気にしていないのだ。

どうせどちらでもいいんなら自分のやりたい方を選べばよかったよね。本当に。

 

勝手に期待して勝手に拗ねる、私の良くないパターン全開。

特に身内に対してはそうなるから、それが嫌で仕方なくて実家から逃げるみたいに一人暮らしを始めたんだったなぁ…と今回のことで思い出したよ。

 

あーーー、本当、自分の内側に入れた人に対する「私の思うようにしてほしい!」という我儘な気持ちが大きすぎて、しかもコントロールができない。辛い。辛いのにはたから見たら傲慢にしか映らないという最悪の気質。

モラハラっぽいと自分でも思う。だからたぶん結婚はしない。相手を壊すから。