いつか遺書になる

大事な気持ちだけカプセルに閉じこめて取っておきたい

戦争

 

政治や文化やそれに纏わる価値観は違っても、個体レベルまで突き詰めれば私と変わらずひたすらに日々を送っている人間×nが、何の尊厳もなく焼き殺されているという事実が怖ろしい。

 

個体それぞれは生まれついた場所で自分のできる限りのことをして生きているひとりの人間でしかないのに、たまたま生を受けた場所の政治や宗教に振り回されて、振り回されるだけならまだしも命を脅かされて苦しい死に方をするなんて理不尽すぎる。

 

…という気持ちが、中東の戦争を発端に最近ずっとある。

体を含む外側はすべて偶々与えられたものなのに、なんでそれに苦しめられなきゃいけないんだろうか?という…

でも言葉にするとチープだなと謙遜抜きで思ってしまった。

 

本当に、考えないで済めばどれだけいいかと思うほどずーーーーーっと頭の中では色んなことを考えてて、たまには宝石も見つけているのに、文字にした瞬間全部がただの石になる。語彙力が……ないのかなぁ………

 

 

全然関係がないけど(本当に関係がない)、「水たまりで息をする」という本に

 

”もう絶対に嫌だ。この世にままごとみたいな生活がひとつでもあると思っているような人と話をするのは。生きていくのが大変じゃない人なんて一人だっていないと、気付いていない人と関わるのは。“

 

という一節があってとっても反省した。自分ばかり大変な顔をしている私で。

こういう、一節で心を捕まえる文章を書く人はすごいよなぁ。私も私の言葉で人の心を動かしてみたいもんだ。

今度、読んだ本の中で好きな一節コレクションしよーっと。